精密治療precision-therapy
私どもの考える精密治療とは
治療をしなければならない状態になったのは、その原因があるはずです。それは単に見ただけでわかるものではないと考えます。その解決のために、歯科医師は唾液検査やCT、また、模型診断の手法や様々な検査機器にて情報を得て、それに基づいた診断をすることが求められます。また、可能な限り、再発を防止できる設計、さらに、顕微鏡や拡大鏡を用いて出来るだけ精密な処置を行います。さらに、寸法精度の狂いの少ない材料を選択することも不可欠です。精密な型取りのためには歯肉の改善は必須です。歯科衛生士はそのために患者様と二人三脚で前処置を行います。歯科技工士は顕微鏡下で細かな作業を行い、お一人お一人に合わせたオーダーメイドの補綴物(冠や義歯)を作り上げます。治療が複雑になれば、治療期間や行程も複雑になります。ご予約や治療工程の管理を担当するスタッフも無くてはならない存在です
どこに重点を置き、どこに時間と労力を注ぐのか。ただ単に、作製する物の材質の違いではなく、診療のクオリティー(質)はそこにあると考えています。チームとして患者様と共に最善、最良のゴールを目指したいと考えております。
拡大診療について
お口の中には沢山の細菌がいます。人工物と生体との境界はまさしく細菌との戦いの最前線だといえます。患者様と時間をかけて作り上げていく物はできるだけ長く機能してほしいと思うのは、患者様にとっても、歯科医師にとっても、またそれを作製する技工士にとっても最大の願いです。土台となる歯の根の中が大丈夫かどうか、冠との適合するラインはととのっているのか、より精密に再現していくためには裸眼だけでは限界があるのではないでしょうか。熟練した先生の中には特に拡大しなくとも、感覚的にそれを知ってらっしゃって良い成績を残されてきた方も沢山いらっしゃることも事実です。しかし、眼前の患者様に可能な限り、そして常に一定レベルの精密な治療をしていくためには、やはり拡大診療が必要であると当院では考えています。「見える」からといってすべてが可能になるわけではありません。しかし、「見えなければ」治療することすら不可能です。そしてより生体に受け入れやすい状態を目指して努力を重ねていくことを目指しています。
拡大診療に関しては下記もご参照下さい
http://www.q-dent.jp/
歯科精密治療の流れ
- 精密審査
- 唾液検査によるむし歯のリスクの把握
CTによる骨格診断および歯牙の診断・顎関節診断
CTに基づいた術前シミュレーション
口腔内および口腔外写真検査
模型診断など
- 診断・ご説明・治療計画の提示
- 少なくとも2~3パターンのお見積もりの提示
- ご契約
- 診療開始
- 途中診断
- 診療の方向性が正しく進んでいるかどうかを確認します。
診療途中の確認検査は概ね初回検査料に含まれます
- 最終治療
- 矯正、修復、歯周治療、補綴治療など
- 最終評価
- 術前術後の最終評価を行います
- 定期的なメンテナンス